「ひとのよむなし(1467年)、応仁の乱」と覚え、たいていの人がその歴史用語を知っている「応仁の乱」。しかしながら、その内容について説明できる人は多くありません。むしろ、「応仁の乱」自体が難解すぎて、内容を理解できているほうが少ないくらいです。本書は中公新書『応仁の乱』(呉座勇一 氏)の発売をきっかけに注目が集まるこの大乱を、人物視点で読み解いていきます。「応仁の乱」をひとつのゲームと見立てたとき、それぞれのプレイヤーたちは当時何を考え、どう行動したのか。そしてその結果、時代をのし上がっていったのか、あるいは没落していったのか。本書は、ヒーロー不在といわれる難解な「応仁の乱」を読み解く上で有力な資料となるはずです。
応仁の乱 人物データファイル120
著者:応仁の乱研究会 編
判型:A5判
ページ数:144ページ
発売日:2017年 7月28日
定価:本体1300円(税別)