11月12日発行
定価:1890円(税込)
一昨年暮れに出版され好評を博している、蔡実伽子著『本流宿曜占星術』の第2弾で、「対人関係」に特化した宿曜本です。
空海がお経の一部として唐から入れ、1200年と言われる永い宿曜占星術の歴史において、人間関係に特化した書は、史上初。二十七ある本命宿(西洋占星術でいう『星座』のようなもの)から、相手の二十七宿へ(27×27通りの)関係を詳しく記したのも、史上初である。
占いをする人間の99%は、「人との関係」を占いたくてそうすると言われている。女性ならばボーイフレンドとの相性、結婚する相手との性格や運勢占い、“不倫相手”との恋の成就…。男性ビジネスマンなら上司に気に入られたいとか取引先と上手くやる方法、出世争いのライバルに勝つ極意…。また子供との関係に悩む親や、夫や妻との不仲に頭を抱えている人、生徒の非行に手を焼く教師、医師とのコミュニケーションが取れない患者…。占いに救いや指針を求める現代人は、間違いなく対人関係に悩みを持っていると思われる。第1弾『本流宿曜占星術』は、基本的な宿曜紹介の多くのページを割いため、対人関係だけに多くページを割けなかった。第2弾では、思い切って「対人関係」に特化してストレスフルで悩み多き現代人に救いの手を差し伸べます。
内容)宿曜占星術が最も得意とする「対人関係」に特化した、読みやすい作りにする。宿曜では、27宿同士の関係は、大きく六つに分類できる。「命」の関係、「業・胎」の関係、「栄・親」の関係、「友・衰」の関係、「危・成」の関係、「安・壊」の関係の5つである。(「命」と「業・胎」は「命・業・胎」と分けない考え方もある) 「宿曜占星術」全体の記述は概論に留め、六大関係を基本概念に、27宿対27宿の対人関係(とくに恋愛と仕事)を、27各宿ごとに詳しく記述する。つまり(27×27で)729通りの対人関係を網羅して記述している。
◆著者について【蔡 実伽子】
宿曜占術師・宿曜道研究家。早稲田大学法学部卒業後、一般企業勤務を経て占術の世界に入る。古代天文占星術師・小峰有美子師のもとで、近代宿曜の始祖・井関天海師から正統的に伝わる一子相伝の秘術「宿曜占術」を学ぶ。驚異的な的中率の根拠となる宿曜経の奥義を極めた後は、柔軟な視点から東洋占術の可能性を追求。現在は、メジャーな企業主、国政政治家、第一線で活躍するアーティストの鑑定と相談に当たる傍ら、執筆活動にも勤しんでいる。
宿曜占星術は、井関天海師から小峰有美子師が、昭和から平成にかけて宿曜占星術を一気に広めた。が、両人ともすでに故人となり、現在唯一正統な宿曜師を名乗れるのは、本書の著者・蔡実伽子氏ただ一人である。