愛子さま 女性天皇への道

気鋭の皇室研究者・高森明勅さんが明快に説く、「愛子さま 女性天皇への道」

国連の「女性差別撤廃委員会」は2024年10月29日、「日本の皇位継承における男女平等を保障する必要がある」とし、男系男子が皇位継承すると定めている「皇室典範」の改正を日本政府に勧告しました。政治問題となっている「選択的夫婦別姓の導入」とともに、「日本における男女不平等のひとつ」とされた皇位継承問題。日本が求められたことは「女性への皇位継承も認める法改正を」――という勧告です。

けれど、日本政府はこの勧告に猛反発。ジェンダー平等という世界的な価値観のなかで、なぜ政府は男系男子にこだわるのか? 『愛子さま 女性天皇への道』をこのほど上梓した、皇室研究者の高森明勅さん(國學院大學講師)。皇室存続への強い危機感をもっての新刊でもあります。

 

【著者プロフィール】高森明勅(たかもりあきのり)皇室研究者、國學院大學講師。専攻は、神道学、日本古代史。1957年、岡山県倉敷市に生まれる。國學院大學文学部卒業後、同大学院博士課程単位取得。國學院大學日本文化研究所研究員、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当などを歴任。小泉純一郎内閣当時の「皇室典範に関する有識者会議」において8名の識者、皇室研究の専門家のひとりとしてヒアリングに応じる。

 

【目次】

第1章 天皇にふさわしい品格――愛子さまに期待が集まる理由

第2章 女性天皇を除外する不思議――欠陥をかかえる皇位継承ルールの是正へ

第3章 歴史の中の女性天皇――日本らしさの証明

第4章 皇太子が不在の令和皇室――欠陥ルールの皇位継承順序を見直す

第5章 これからますます大切になる皇室――未来に向けた存在意義

第6章 皇室典範はこう変える――私の改正案

 

【商品概要】

商品名:愛子さま 女性天皇への道

定価:本体1700円(税別)

発売日:20241128

判型/ページ:四六判/240ページ

ISBN: 978-4-06-537738-3

発行:講談社ビーシー/講談社