『応仁の乱 人物データファイル120』発売


『応仁の乱 人物データファイル120』

 

著者:応仁の乱研究会 編
判型:
A5判
ページ数:
144ページ
発売日:
2017年 7月28日
定価:
本体1300円(税別)
ISBN 978-4-06-220725-6
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4062207257/

 

【帯文より】
複雑に錯綜する戦いの軌跡を、関係人物120人の生涯から読み解く!

特別解説 ◆ 呉座勇一 氏

「面識もない武将同士が相手を殺すまで戦ったのが戦国武将。応仁の乱は、京都で暮らす顔見知りの武将たちが権謀術数を尽くして戦い、しかも主将クラスの戦死者ゼロ。現代人が学ぶべきは、むしろ本書で取り上げる人物だろう!」

 

【本書の概要】
「ひとのよむなし(1467年)、応仁の乱」と覚え、たいていの人がその歴史用語を知っている「応仁の乱」。しかしながら、その内容について説明できる人は多くありません。むしろ、「応仁の乱」自体が難解すぎて、内容を理解できているほうが少ないくらいです。本書は中公新書『応仁の乱』(呉座勇一 氏)の発売をきっかけに注目が集まるこの大乱を、人物視点で読み解いていきます。「応仁の乱」をひとつのゲームと見立てたとき、それぞれのプレイヤーたちは当時何を考え、どう行動したのか。そしてその結果、時代をのし上がっていったのか、あるいは没落していったのか。本書は、ヒーロー不在といわれる難解な「応仁の乱」を読み解く上で有力な資料となるはずです。

 

【目次】
◆巻頭企画◆
・特別解説 呉座勇一氏

・重要キーワード
図説 応仁の乱/応仁の乱 大要/嘉吉の乱/文正の政変/上御霊社の合戦/洛北の合戦ほか

◆[第1部]首脳陣 編……戦乱を招いた首脳陣、それぞれの事情
足利義視/足利義尚/足利義政/伊勢貞親/日野勝光/日野富子/細川勝元/山名宗全/足利義材/有馬元家/烏丸資任/後土御門天皇/後花園上皇ほか

◆[第2部]激闘武将 編……激闘を繰り広げた武将たちの実情
朝倉孝景/大内政弘/斯波義廉/畠山政長/畠山義就/細川成之/赤松政則/朝倉氏景/一色義直/今川義忠/京極持清/武田信賢ほか

◆[第3部]地方 編……全国に広がる戦乱、それぞれに事情を抱えた武将たち
足利成氏/足利政知/上杉顕定/浦上則宗/斎藤妙椿/斯波義敏/北条早雲/大内教幸/織田敏定/越智家栄/甲斐常治ほか

◆[第4部]キーパーソン 編……戦乱の時代を陰で支えた多種多様な室町人たち
一休宗純/経覚/尋尊/雪舟等楊/骨皮道賢/一条兼良ほか