平安の世に現れた天才・空海が伝えた密教は日本で真言密教となる。
その修行の場を求めた空海は、神に導かれるかのように高野山へたどり着く。
以来この地は、1200年にわたって真言密教の聖地であり続けている。
本書は、真言密教から弘法大師・空海の人となりや偉業、
また高野山の役割や高野山での日常までを108のキーワードでつなぎ、
高野山の真の魅力に迫る新しいガイドブックです。
キーワードごとにコンテンツが完結しているので、
順番に読み進めても、気になるキーワードだけを開いても楽しむことができます。
1200年の時を超えて高野山を旅するためのガイドブック、それが『高野山インサイトガイド』です。
定価:2880円(税込)
【目次】
第一章 真言密教
●真言 ●五智如来 ●五大明王 ●四天王 ●真言八祖 ●梵字 ●三昧耶形 ●曼荼羅
●金胎不二 ●四菩薩 ●四種曼荼羅 ●護摩 ●法具 ●金剛杵 ●声明 ●六大 ●三密
●即身成仏 ●灌頂 ●両部の大経 ●理趣経 ●阿字観 ●瑜伽
第二章 高野山
●須弥山 ●密厳浄土と極楽浄土 ●内八葉外八葉 ●弘法大師の道 ●明神さま
●丹生都比売神社/丹生官省符神社 ●壇上伽藍 ●根本大塔 ●金堂 ●西塔 ●中門
●奥之院 ●御廟 ●燈籠堂 ●参道 ●金剛峯寺 ●真然大徳 ●青巌寺と興山寺
●木食応其 ●高野三方 ●堂仕の一日 ●年中行事 ●修正会 ●常楽会 ●旧正御影供
●山王院竪精 ●不断経 ●勧学会 ●高野山町石道 ●高野七口 ●慈尊院 ●不動坂/極楽橋
●大門 ●女人道/女人堂 ●宿坊 ●庭園 ●徳川家霊台 ●苅萱堂/苅萱道心 ●高野七弁天 ●高野山の近代建築
第三章 空海の足跡
●空海の伝説 ●真魚 ●捨身誓願 ●明星来影 ●阿刀大足 ●勤操 ●入唐求法 ●青龍寺
●著書 ●『聾瞽指帰』 ●『三教指帰』 ●『秘密曼荼羅十住心論』 ●十巻章 ●三筆
●『風信帖』 ●空海フォント ●最澄 ●嵯峨天皇 ●四国八十八ヶ所 ●満濃池
●同行二人 ●十大弟子 ●『性霊集』 ●入定 ●生身供
第四章 山のくらし
●僧の一日 ●外儀 ●坐法 ●袈裟 ●香 ●数珠 ●精進料理 ●高野豆腐/ごま豆腐
●振舞料理 ●般若湯 ●生麩 ●修行僧の食事 ●修行の場 ●山の四季 ●切子灯籠
●高野六木 ●宝来 ●高野紙 ●高野版 ●山のみやげ