ブックタイトルまんが社会見学シリーズ 大研究!知っておこう!がんのこと

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概要

まんが社会見学シリーズ 大研究!知っておこう!がんのこと

だいしょうしら第3章●がんを調べるてんがんの転そうがんは早き期みで見さいぼうぞうん細胞がほかの臓しゅい移つけると手術き器しんこうど●がんは進行度によってわステージ分けされているてんい●転移のメカニズムとねんせいぞんりつ5年生存率についてについてじゅつたいなどの対おうはっ応がしやすい。でも発コラム9けんおく見が遅れると、がいどうばあいちりょうむずかへ移動してしまう場合があり、治療が難しくなってしまうんだ。おおそしきひろぐあいがんの大きさや、組織への広がり具合など、がしんこうどだんかいんの進行度がわかりやすいように、5段階にスわそうきはっけんテージ分けされている。がんの早期発見とは、スひくじょうたいみちりょうテージが低い状態で見つけることで、治療がしやかんちかのうせいたかぎゃくよんすく完治する可能性も高い。逆にステージⅣのよたすうぞうきてんいまっきなおうに多数の臓器に転移した末期がんは治すのがとむずかこんかいとあても難しい。今回は、まんがでも取り上げているだいちょうれいせつめい大腸がんを例に、ステージの説明をしよう。しんだんひとねんごがんと診断された人が、そこから5年後まで生いわりきていられる割あいねん合を「5年せい生ぞん存りつ」率ちりょうこうかという。がんの治療に効果があるかどうかつかことばはっけんによく使われる言葉で、がんの発見が早はやけせいぞんりつれば、それだけ生存率はあがるわけだ。おおけっもしも、がんが大きくなると、血管かんやリかんひろさいぼうけつえきンパ管まで広がり、がん細胞が血液やリンえきまぜんしんはこパ液に混じって全身へ運ばれる。そして、さいぼうぞうきふがん細胞がほかの臓器にたどりついて増てんえることを「転移あいめやすねん合、目安である5年かんせい間の生ぞんりつだいちょう存率は大腸がいじょうんでは80%以上にてんいなるが、転移があるねんと5年せい生ぞん存りつ率が大いてん」という。転おおきさく下がってしまうよ。いば移がない場(%)ステージ0ゼロがん細ステージⅠいちきんがん細ステージⅡに内ステージⅢさんステージⅣよんさいぼううちがわねん胞が、いちばん内側の粘膜しょきじょうたいけにある初期の状態。まくださいぼううちがわねんまく胞が内側の粘膜をやぶり、にくそうひろ筋肉の層まで広がっている。ないぞうきんにくそう臓のかべや筋肉の層をこえていせつひろるが、リンパ節には広がっていない。さいぼうせつてんいがん細胞がリンパ節に転移し、ほぞうきてんいじょうたいかの臓器にも転移しやすい状態になっている。かんぞうはいさいしょ肝臓や肺など、がんが最初にできぞうきてんいた臓器からはなれたところへ転移している。そうきねん早期がんと5年生はやだんかいみばあいやくわりなお▲早い段階で見つかったがんの場合は、約9割が治ることがわかっている。せいぞんりつ存率出典/国立がん研究センターがん対策情報センター67